フォーカル・カーオーディオの責任者、ギー・ボンネビル氏に訊く

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10月30日、宇都宮にあるみずほの自然の森公園で、2011フォーカル・サウンド・ミーティング関東が行われ、フォーカルのフランス本社から、カーオーディオ部門の総責任者、ギー・ボンネビル氏が来日した。



関東でのフォーカル・サウンド・ミーティングは今年で10周年。前日には10周年パーティが行われ、10年連続で出場しているショップには、フォーカルから盾が贈呈された。今回のギー氏の来日は、それが大きな目的の一つだが、実は大の日本好き。10回のミーティングのうち、7〜8回は来日しているということからも、それがわかる。このミーティングが10回を数えた感想を聞くと、

ギー・ボンネビル氏はフォーカル・カーオーディオ開発の責任者
「ヨーロッパのEMMAや、アメリカのIASCA、USACなど、数々のカーオーディオ競技がありますが、メーカーが勢力争いをしたり、参加者同士がいがみ合ったりといった話を聞きます。その点、アルファが始めたフォーカル・サウンド・ミーティングは、とってもフレンドリー。参加者がみんな絵画をで迎えてくれるので、とても楽しく過ごせます。本来、オーディオとは戦うものでは無く、楽しむものですから、このようなスタイルは、大いに歓迎。じつはフランスでも、このスタイルでミーティングを始めましたし、フィリピンなど数カ国でも行い、今後もインドネシアなど、各地で拡大する予定です」とのことだ。

前日のパーティの様子
実は、新しいフォーカルのスピーカー、WRCもアルファからのオーダーで開発したもの。
「アルファ側から、ユートピアBeの音質を保ちつつ、もっと手が届く価格のスピーカーができないかという相談があり、ちょうど新しいベリリウム・トゥイーターをプロ機器用に開発したところでしたので、それを活用してカー用スピーカーを開発することにしました。おかげで、世界中で良く売れています。」このように、日本のディストリビューターの意見を聞き、すぐに製品化する。お互いに高い信頼感があってこそ、できることだろう。

来年から再来年にかけての新製品に関しては、まだ流動的なところがあるが、新しいフラッグシップ・スピーカー、エリート・シリーズは2013年になる予定とのこと。来年は、ちょっとユニークなパワードサブウーファーなど、いくつかのプロダクトが予定されているようなので、そちらもお楽しみに。新しいプロダクトの詳細等を含めたより詳しいインタビューは、12月発売のオートサウンド誌に掲載予定なので、知りたい方は、そちらをごらんください。

アルファ